3Dプリント造形の後処理方法 (洗浄から二次硬化)
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3Dプリント造形の後処理方法 (洗浄から二次硬化)

更新日:2月1日


3Dプリント後処理セットの内容

3Dプリンターの造形物(印刷物)を正しい方法で処理することで、精度の高い仕上がりになります。アルコール洗浄が必要なレジンと水道水で洗浄できる水溶性レジンを使用した場合の後処理方法を紹介していきます。






用意するもの
レジンによる汚れの防止

  • 洗浄ボックス

  • 新聞紙

  • ペーパータオル、ティッシュ

  • ​ニトリルグローブ

  • 洗浄用ブラシ

  • ニッパー

  • 洗浄用ブラシ

  • 付属品のスクレーパー(ヘラ)

  • スプレーボトル

  • 水道水と中性洗剤(水溶性レジンの場合)

  • 洗浄用アルコール(水溶性以外のレジンの場合)

  • UV硬化機


※レジンはアレルギー反応を引き起こす原因となる可能性がありますので、後処理の際は必ず換気の良い、日光を避けた場所で、マスクとニトリルグローブを着用して作業してください。


 

後処理キットも販売していますのでお手元にまだ揃っていない方は

こちらからご購入いただけます!

3Dプリント後処理セット

初心者におすすめ後処理セット

5,000円





 

手順① 周囲の汚れを予防する
レジンによる汚れの防止
箱や新聞紙などを用意して、周囲を汚さないように予防します。





手順② スプレーで一次洗浄
印刷物の一次洗浄

●水溶性レジンの場合
水を入れたスプレーボトルでスプレーして、余分なレジンをペーパータオルで拭き取ります。

●その他のレジンの場合
洗浄用アルコールを入れたスプレーボトルでスプレーして、余分なレジンをペーパータオルで拭き取ります。





手順③ プラットフォームから取り外す
プラットフォームから取り外す
スクレーパーを使って造形物をプラットフォームから取り外します。スクレーパーを傾けすぎるとプラットフォームを傷つけてしまうので注意してください。





手順④ 洗浄液とブラシで二次洗浄

●水溶性レジンの場合
水道水と少量の中性洗剤を入れた洗浄ボックスに造形物を浸し、レジンが残らないように隅々までブラシでさっと洗浄してください。洗浄後はペーパータオルで水分を拭き取り、エアーブローで乾燥、または自然乾燥させてください。

●その他のレジンの場合

洗浄用アルコールを入れた洗浄ボックスに造形物を浸し、レジンが残らないように隅々までブラシでさっと洗浄してください。洗浄後はペーパータオルで水分を拭き取り、エアーブローで乾燥、または自然乾燥させてください。


※隙間にレジンが残っている場合、二次硬化後にレジンが漏れ出してベタつくことがあります。造形物の表面にレジンが残っている場合、二次硬化後に造形物が白っぽくなることがあります。

造形精度に直結する最も重要な工程ですので、しっかりブラシで洗浄しましょう!





手順⑤ サポート材の除去 (二次硬化後でもOK)

ニッパーを使って丁寧にサポート材を丁寧に除去します。この時に隙間に残っていた液体レジンが出てくる場合は再度洗浄ボックス内で二次洗浄してください。





手順⑥ 二次硬化
二次重合機で硬化

405nmの周波数のUV硬化機に造形物を入れ、造形物の大きさに応じて硬化時間を調整して硬化させてください。






手順⑦ プラットフォームの洗浄

プラットフォームに残ったレジンは、洗浄用アルコールをかけてペーパータオルかティッシュで丁寧に拭き取ってください。この際にプラットフォームの表面に造形物の破片がないことを確かめておきましょう。


 

以上で後処理は完了になります。「もっとこここうしたほうが綺麗になるよ」などご意見があればぜひコメント欄へコメントお願いします!


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